2016年6月 7年半ぶりにロサンゼルスへ一時帰国! 21 リカルドと出会って奇跡が起きた!(6)

僕がロサンゼルスのダウンタウンのファッションエリアのZENという、お店で働いていたことは、前回お話しました。7年半ぶりにロサンゼルスへ一時帰国しました! 16 リカルドと出会って奇跡が起きた!(1)

 

2007年、ZENで働き始めて、2年ちょっと経った頃だった思います。リカルドは週に1、2回ほどのペースで、僕が立つ板場にあるカウンター席に座り、僕のお寿司を食べに来てくれるようになっていました。いつも僕にお任せで、僕の握る寿司も、料理も、デザートもしっかりと味わいながら食べてくれていました。

 

そしてある時、リカルドが僕に「ベジタブルロールの作り方を、うちの従業員に教えて欲しい」と依頼してきました。当時リカルドは、本業のコンピュターの会社も経営しつつ、オーガニック食材を扱うお店を、家族で始めたばかりで、1番の売筋は、食材では無く、調理する必要のないお惣菜ということでした。

 

お惣菜は奥さんのリタが、数種類の品を作っていましたが(有機野菜を使ったものすごく美味しいお惣菜ばかり!)、さらに玄米でアボガド、きゅうり、アスパラガス、カイワレなどを巻いた、ベジタブルロールを陳列棚に並べれば、面白いんじゃないかということでした。

 

リタ自身も、上の娘さんのマーラも、小麦アレルギーで、このお店には、オーガニック製品だけでなく、グルテンフリー食材もたくさんありました。当時ホールフーズも台頭し始めてきた頃だったし、健康な食事とか、食材への警戒みたいなものもあって、食への関心が高まってきてた時期でした。

 

もちろん、僕は、お寿司の指導を喜んで引き受けました!人が何かを始める時に、役立てることは僕にとって快感だからです!

 

材料は全て、リカルドのお店にある有機玄米、無農薬野菜を使って作りました。すし酢も手作りで、シャリの作り方や、巻物の巻き方などを伝授しました。僕にとっても、完全無農薬の野菜や食材を使ったのは始めてだったのですが、これがまた美味しかったのです!

 

結局はベジタブルロールは、色んな手間がかかってしまうので、陳列棚に並ばなかったみたいですが、この出来事をきっかけにして、リカルド家との付き合いが始まり、外食に誘ってもらったり、公園での家族バーベーキューに混ぜてもらったり、家族ではスペイン語で会話する彼らに戸惑いつつも、彼らの家族イベントに入れてもらえて幸せでした。

 

 

 

去年の今頃(2017年1月下旬)、!生まれて始めてヨーロッパの地を踏みました!

去年の今頃はスペインに居ました!初のヨーロッパ体験でした!この時は、ロサンゼルスで友人たちと会い(リカルドと会うのはあれが最後となるとは思って居ませんでしたが)、他の州の友人宅を訪れながら、ニューヨークからスペインのバルセロナに向かいました。下の写真は、ポルトガルのリスボンでの乗り換えの風景です。地上から乗るのって、あんまり無いなーと思って撮りました。

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