2016年6月 7年半ぶりにロサンゼルスへ一時帰国! 5 初ニューオーリンズでラスとの再会

ラスの巨大なトヨタのピックアップトラックに乗り、ニューオーリンズの空港を出ると、蒸し暑い!カラッとしたロサンゼルスとは大違い。まだ時差ぼけも残ってるし、、

 

僕がフォーのお店をやっていることもあり、まず彼が連れて行ってくれたのは、ベトナム料理屋さん。フォーと生春巻きを注文しました。さすが、ここはアメリカでも本場の味!(といっても僕はベトナムにはいったことがないのですが)

 

彼はカンボジアからの移民で、冷蔵庫の修理工、お寿司、鉄板焼きなどの職を経験した人です。彼も僕と同じく2008年12月に、ロサンゼルスからミシシッピへ旅たちました。ボロボロの車で、何十時間、何日かかったのか。そして今回僕と再開した時は、ちょうど3店舗目のドーナッツ屋の開店前でした。

 

僕が1店舗目で大苦戦している間に(ヘルシーなフォーなんて訳のわからないことやるんじゃなかった!)、彼は順調にドーナッツ屋さんを3店舗まで拡張して、1億円ビジネスに成長させていました。利益率もものすごく高い!移民の彼がここまでできるって、やっぱりアメリカンドリームですね!

 

数年前のある時のメールで、彼のお母さんが病気で、その薬代に100万円近くかかると言っていました。そんな逆境が彼を強くしたのかもしれません。

 

彼は昔の僕たちの元同僚とも連絡を取っていたようで、女性寿司職人の元同僚がある有名店でヘッドシェフとして月70万円位もらってて、家を買ったとか、僕たちの元ヘッドシェフがある有名店でやっぱりヘッドシェフとして月100万円もらってるとか、やっぱりアメリカで寿司シェフとして頑張ったほうが稼げるよなーとか思ったり。

 

僕も好きなことやってて(常連さんもいて)幸せでしたけど、やっぱり毎月の赤字は精神的にキツすぎでした。僕の生まれた日本でジャパニーズドリームというわけにはいきませんでしたね。

 

夜はニューオーリンズのジャズの似合う怪しいフレンチクウォーターを歩き回り、有名なカクテル、オイスターを楽しみました。

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 次の日の朝は、ミシシッピへ向かい彼の恩人であるフランス人のお菓子職人のヤヌスに会いに行きました。この人は地元の有名人で、ラスにお客さんをいっぱい紹介したそうです。あのタイガーウッズもリハビリ中にこのヤヌスのお店に来ていたそうです。

 

そのあと、ラスのお店2軒それぞれ(開店前のお店はベトナム料理屋の後に見にいきました)、ラスの家、その近くの拳銃屋さん、お昼ご飯にまたオイスター屋さん。そしてハリケーンカトリーナの被害にあった道を通って、ニューオーリンズの空港に送ってもらいました。

 

空港に着いたのは、午後2時半。ラスのおかげで本当にいい時間を過ごせました!何時間も運転して案内してくれたラスにお礼を言って別れました。

 

そして、一度も開けることのなかったトランクケースを情けなく見つめ、クレジットカードで$50を払い、ゲートに入りました。飛行機の出発は午後4時17分で十分間にあいました。