2016年6月 7年半ぶりにロサンゼルスへ一時帰国! 28 リカルドと出会って奇跡が起きた!(13)

名伯楽という言葉があります。昔、伯楽さんという、馬の良し悪しをを判断する、馬の目利きをする人がいました。それが転じて、優れた才能を持った人を見抜く人物と辞書に乗っています。

 

ワイン愛好家のリカルドは、よく無名ワイナリーに熱を入れることがありました。そのワインを瓶ではなく、丸ごと樽で買うのです(笑)そして翌年には、そのワイナリーが注目され、ワインの高得点を得て賞をとっていました!

 

ロサンゼルスのレストランの評価でも、リカルドはこれから成長しそうな開店したてのお店を見る目はピカイチでした!日本食については、僕に意見を聞くことがありましたが、フランス語もイタリア語も堪能だし、フランスには数年住んでいたので、ヨーロッパの食事情にも詳しいのです!

 

残念ながら、今の僕は包丁を握ることもなく、こうしてブログを書いているので、リカルドのことを名伯楽と呼べなくさせてしまったのかもしれません。

 

でも、リカルドと出会った2007年から、僕が帰国する2008年の12月までの2年弱の期間、僕はリカルドに大いに引き立ててもらい、僕個人の頑張りでは決して経験できないことを体験しました。

 

まさに幸運が巡ってきた、見えない大きな流れに、小さな自分の力が、心地よく乗っかっていく感じでした。神様に可愛がってもらってる感じです。

 

手にしたかったもの、出会いたかった人、体験したかったこと。

 

そうです、いつか僕が憧れた、Urasawaへ食べに行くことや、白トリュフなどの高級食材を扱うこと、そして会ってみたかったSpagoのLee氏と遭遇できたのも、全てリカルドのおかげでした。

 

そして不思議なことに、僕は一度も(これからも)リカルドに、これらの憧れについて話したことはありませんでした。そしてそんな憧れを持ったことがあるなんて、当の本人である僕自身も忘れていました!

 

毎日毎日、憧れに恋い焦がれていたわけではなく、そんなことは忘れて、楽しく(?)努力(?)はしてました。

 

お寿司だけにとどまらず、デザートまで芸域を広げようとしたり、ジャッキーとの食べ歩きと僕個人でも食べ歩いていましたし、雑誌やレシピ本は自然と増えて行くし、陶芸でお皿を作って自分の料理を盛りつけようとしたり。

 

時にはセンスのない自分にムキになりつつも、前進しようとしてました。

 

そして、リカルドと出会いました。

 

たくさんのありがとうの気持ちと、今だにこれらの出来事が不思議に思うよと、目をつぶってリカルドに伝えたいです!

 

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